たしか中学時代に習いましたよね・・・「3大栄養素」。
3大栄養素は、糖質・脂質・タンパク質。エネルギー源になる栄養素のことでしたね!
体内でエネルギー源やからだの組織をつくる働きをしてくれます。
そして、3大栄養素に微量元素であるビタミン・ミネラルを加えたものが「5大栄養素」。
5大栄養素も生体にとって必要な栄養素で、ビタミン・ミネラルは体の調子を整える働きをします。
からだに必要なミネラル
ミネラルの正体は、岩や土に含まれる無機質と呼ばれるもの。
無機質は地球上にある118種類の元素のうち「水素、炭素、窒素、酸素」を除いた元素のことを指します。
118種類って!!
思いのほか、ミネラルの種類って多いと思いませんか?
「こんなにたくさんのミネラルが必要なの?大変そう…」
って困惑される方もいらっしゃるでしょう。
16種類の必須ミネラル
じつは、人間のからだに欠かせないミネラルは「必須ミネラル」といって、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄、リンなどを含めた16種類です。
16種類って聞くと、なんだか安心しますよね!
この必須ミネラルは、とても大切な働きをしているので、必須ミネラルが不足してしまうと、からだにさまざまな不調が起こる可能性があります。
暑くなり始めるとよく耳にする「熱中症」。
これも汗をかくことでミネラルが不足しておこる現象です。汗をかくと、水分とともにナトリウムなどのミネラルがからだの外に流れ出てしまうことから起こります。
塩分が含まれた水分や飴など、熱中症対策用にコンビニやスーパーなどの店頭に置かれていますよね。理由はそのためです。水分だけを補給すると、体内のナトリウム濃度が低くなってしまい脱水症状につながりますので、水分とナトリウムの補給を心がけてくださいね。
あとは、50代くらいから急速に増え始める「骨粗しょう症」。
とくに女性の方に多いといわれていますが、これはカルシウムが足りないことが一因でおこります。
このように、ミネラルが不足すると、わたしたちのからだに不調をきたす可能性があるので、しっかりと必須ミネラルを摂ることが大切なのです。
≪ひとことメモ≫ 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンを多量ミネラル、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンを微量ミネラルとして、基準を設定しています。 |
体内で合成できないミネラル
ミネラルが大切なことはお分かりいただけましたか?
では、次はこのミネラルをどうなって摂取したらいいのか気になりますよね。
少しやっかいなのですが、人間のからだの中でミネラルを作り出すことができません。体内で合成できないのです。
だから、飲料水や食べ物やからミネラルを摂取しなければなりません。
そのためにも、毎日の食生活の中で、十分な量のミネラルを摂るように意識したほうがよさそうですね!
※水道水にも天然のミネラルが入っています。うれしいですね。
摂り過ぎはダメ!
ただし、注意しなければいけないこともあります。
ミネラルの種類によっては取り過ぎると中毒を引き起こしてしまうため、摂取量には気を付けましょう。多く摂ればいいというわけではありません!
バランスが大切です。こちらを参考にしてみてください↓
- 不足しがち!・・・カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄
- 過剰摂取に注意しよう!・・・マグネシウム、ナトリウム、リン、セレン
さいごに
この記事では、人間の成長や生命活動を維持するうえで、とても大切なミネラルについて解説してきました。
必須ミネラルは、不足がちになりやすい種類、過剰に摂取すると危ない種類など、さまざまです。ぜひこの機会にミネラルをバランスよく摂取して、健康毎日を心がけてみてはいかがでしょうか。
ミネラルはそのままに、不要な物質だけを除去。だから美味しい。
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(参考資料)
厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2020年版)「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書』/谷腰欣司(著)『トコトンやさしい水の本』
(参考 Webサイト )
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト/農林水産省 実践食育ナビ/株式会社ロッテ/トライイット
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