人間の体はほとんどが水。
そんなバカな!って思いませんか?
ほとんどが水だったら、ぷよぷよ星人になってしまいそうです。
ところが、本当に人間のからだのおよそ60パーセントは水でできているというのです。
人間にかぎらず、動物や植物などの生物は、体内に水分を含んでいます。含まれている水分量は、その生物の種類によって大きく異なるようですが。
それぞれの体内水分量
人間の場合は、たとえば新生児は体重の約75パーセント、4~5歳の幼児は約70パーセント、成人男性は約60パーセント、成人女性だと約50パーセント、老人では約50パーセントを水が占めています。
胎児ではなんと体重の約90%を水が占めているというのですから、驚きです!
こんな感じですね↓
- 胎児 - 約90パーセント
- 新生児 - 約75パーセント
- 幼児 - 約70パーセント
- 成人男性 - 約60パーセント (脂肪 約15パーセント)
- 成人女性 - 約50パーセント (脂肪 約28パーセント)
- 老人 - 約50パーセント
成人男性は成人女性より水分量が10パーセントも上回っていますが、逆に脂肪分は女性の方が10パーセントほど上回っています。水分と脂肪を加えればほとんど差はありません。
体内の水分って何?
この水分、何でできているのか気になりませんか?
はい、調べてみました!
私たちのからだの水分量はおよそ60パーセント、そして残りの40パーセントがタンパク質、脂質、無機質などの固形成分から構成されています。
このからだの中の水分のことを「体液」と呼びます。
大きくは細胞内液と細胞外液で分けられるようです。とくに細胞内液は体内水分の約3分の2を占めています。
ウィキペディアによると細胞内液とは、
細胞内液(さいぼうないえき、英: intracellular fluid)は、体液のうち細胞内に存在するものの総称。動物種により異なるが、体重の30~40%程度を占め、細胞の種類によりその含有率は異なる。細胞膜を介して物質交換を行っており、同一の細胞であっても活動状況によりその組成は異なる。
だそうです。ちょっと難しいですね・・・。
そして、 残りの3分の1である細胞外液は、血液とリンパ液、 血管の外の細胞間を満たす組織液などに分けられます。
えー!!太っているのと、やせているので、水分量は違うの!?
肥満体の男性とやせ型の男性でも水分量はかわります。
肥満体の男性は脂肪が多いので水分量の割合が低下し、およそ50パーセントに。
逆に、やせ型の男性では脂肪分が少なくなって水分量が62~66パーセントほど増加するようです。
肥満度でも水分量に違いがでるんですね!
どうして女性の手は男性の手よりやわらかい?
実は、男性よりも柔らかな女性の手にも秘密があるようです。
一般的に若い女の人の手は、やわらかくすべすべしていますよね。
(あくまで一般論ですよ!私はそんなにすべすべしていませんでしたが・・・)
その理由のひとつに、 表皮近くの水分と脂肪が関係しているといわれています。
手だけでなく肌全般にいえることですが、女性よりも男性の方が水分が少なく皮脂分泌量も3倍ほどあるのだとか。
皮膚の厚みの違い等もあると思いますが、女性の手がやわらかいのには理由があるのですね!
(からだの水分量の比較では男性の方が水分量が多かったのに、肌に関しては逆になるのですね!)
まとめ
生物にとって水が大切であることが、よくわかりますね。
私たちの暮らしの中で「飲む」「触れる」水を意識してみましょう。
からだの水分量のバランスが崩れると、とても危険な状態になります。私たちの生体機能は、水なしでは語ることができません。
水の大切さを意識して、からだに取り入れましょう。
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それでは、また。
(参考文献)
谷腰欣司/著書 『トコトンやさしい 水の本』