体内を循環している「水分」とは?その役割とは?

「人間ってほとんど水でできてるんだよね~」と耳にしたことがある方はいますか?

意外と知っている方が多いかもしれませんね!

まさしくその通りで、私たち人間のからだにはたくさんの水分が含まれています。成人男性で体重の約60パーセント、胎児ではなんと90パーセントを水分が占めているのです。人間は水でできているといっても過言ではありませんね。

では、ここでいう「水分」とはいったい何を指すのでしょうか。この記事では、この水分の役割も合わせて解説します。

「体内の水分って何なのか知りたい!」

結論からいうと、体内を循環する水分のことを「体液」と呼びます。おもに、血液・リンパ液・細胞液の3種類です。

からだを循環している体液の種類

  • 血管を流れる「血しょう」
  • リンパ管を流れる「リンパ液」
  • 細胞と細胞の間を満たす「組織液」

このように、体液はからだのどこにあるかによって名前が変わります。

※体液とは「細胞内液」と「細胞外液」に分けられますが、「細胞内液」は体液に含まないことが多いため、この記事では「細胞外液」に分類される上の3種類を体液としています。

体液の主な役割

体液は、飲料水や食べ物から摂取した水分からできており、腸から吸収されて血液などになり、からだを巡ります。

体液には、からだの隅々(細胞)まで酸素や栄養分を届け、不要になった老廃物を尿として排出するという「運搬」の役割があるのです。

そして、汗をだして体温を一定に保つよう働く「体温調節」の役割や、新陳代謝がスムーズに行われるよう環境を整える働き「環境維持」の役割があります。

それでは、血液・リンパ液・細胞液についてもう少し詳しく説明します。

これら3つの体液はどのような違いがある?

まずは、血液

血液は、血球(赤血球、白血球、血小板などの細胞成分)と、血しょう(液性成分)からできています。血しょうは、血液のうちの液体成分で、主な成分は「水」です。

血液が占める割合は人間の場合、体重の約8パーセント。体重50キログラムの場合、約4リットルが血液です。心臓と血管のはたらきによって血液は体内を循環しており、さまざまな物質を運ぶ役割を担っているのです。

次に、リンパ液

リンパ液は、リンパ管内にある体液で、細胞液の一部が流れ込んできたものです。リンパ管は1層の細胞からできていて、細胞同士の隙間からタンパク質なども通すことができるようです。腸で吸収された脂肪もこのリンパ液によって運ばれます。

最後に、組織液

一番聞き馴染がない名前かもしれませんね。
組織液は、血液の液体成分、つまり血しょうが組織にしみ出たものです。

毛細血管もリンパ管と同様に1層の細胞からできているため壁が薄く隙間がある場所があります。毛細血管を流れる血液の中から、血しょうの一部が隙間などからしみ出します。このようにしみ出した体液を組織液と呼びます。

3つの体液はすべてがつながっていて、血液の液体成分が組織にしみ出たものが組織液で、その組織液がリンパ管に入ったものがリンパ液となり、からだ中を循環しているということなのです。組織液は酸素や栄養素を届けたり老廃物を回収するための仲介者ともいえそうでうすね!本当に人間のからだって不思議がいっぱいです。

水の特長

体液は液体成分である水がベースとなるわけですから、水の特長がとてもいかされています。

水は非常に流れやすいというのが特長ですね。油のようにドロドロしていません。サラサラとしていてよく流れます。

この特長のおかげで、からだの隅々へ酸素や栄養分、そして老廃物を運ぶのに適しているのです。

まとめ

体内を循環している水分=体液について解説しましたがいかがでしたか。

毎日口にしている水が、私たちのからだの中ではこれだけ大切な役割を果たしているのです。体液がからだ中を循環することによって、私たちは生きていくことができるのですから・・・

この循環って、、、まるで地球上の「水」と同じようですね!

地球上の水は「海」→「雲」→「雨」→「川」→「海」というように、循環を繰り返しています。地球が生きていくためにのこの循環はとても大切です。

それはさておき、体内の水不足は、熱中症や脱水症状などのトラブルを引き起こす原因になります。「のどが渇いたな」と思ったら、それはからだが水分補給を求めるサインです。すでに体内の水が不足している状態ですので、渇きを感じる前に、こまめな水分補給を心がけましょう。

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(参考文献/参考資料)
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(参考Webサイト)
NHK高校講座『体液の循環』/大塚製薬/フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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