近年、日本全国の河川や地下水、ダム周辺で検出されているPFAS(有機フッ素化合物)が、健康への影響を懸念される大きな問題となっています。
特に、環境省が現在の「暫定目標値」から、法的な「水質基準」に格上げを検討(※2024年10月)していることは、私たちの生活における水の安全性を見直す良い機会となるでしょう。
PFASとは?
PFAS(有機フッ素化合物)は、水や油を弾き、熱に強いという特性を持つ化学物質で、フライパンのコーティング、食品包装、工業製品など幅広い用途で使用されてきました。
その耐久性が高い反面、自然環境や人体内での分解が非常に困難で、蓄積する可能性があります。これが、発がん性やホルモン異常などの健康リスクと結びついており、特に長期間にわたり蓄積されることで、深刻な健康問題を引き起こすことが懸念されています。
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何が問題なのか?
環境省は、PFASの代表的な物質であるPFOAとPFOSに対し、1リットルあたり50ナノグラムという「暫定目標値」を設定していますが、現時点ではこの目標値を超過しても水道事業者に対する対応は「努力義務」にとどまっています。
しかし、今後はこれが法的に義務付けられ、PFASの濃度が一定値を超えた場合に水質改善の対策が求められる可能性が高まっています。
特に、米軍基地や自衛隊基地、化学工場の周辺地域ではPFASの汚染が深刻化しており、地域によっては日常的に使用している水道水からもPFASが検出される可能性が指摘されています。
浄水器の役割と家庭での対策
こうした状況を踏まえ、私たちの生活における水の安全性を守るために、家庭用浄水器の導入が重要な選択肢となります。
多くの浄水器に使用される活性炭は、PFASのような有害物質を比較的吸着しやすいとされています。現に、浄水場でも粒状活性炭を使ってPFASを除去しています。より効果を求めるのであれば、逆浸透膜(ROフィルター)を使用した浄水システムは、PFASやその他の有害物質を非常に高精度で除去できるとされています。
さらに、PFASに限らず、水道水にはさまざまな物質が含まれている可能性があります。鉛や農薬など、現在の水質基準で定められている51項目に対応するためにも、家庭用浄水器は非常に有効な手段です。
特に、小さなお子さんや健康に配慮したい家庭では、日常的に使用する水の質を向上させることは、とても大切なことだといえるでしょう。
まとめ
PFAS問題は、私たちの日常生活における水の安全性を再考させる大きな契機となっています。水道事業者に対する規制強化が進む中で、個々の家庭でも適切な対策を講じることが大切なのではないでしょうか。
家庭用浄水器を導入することで、身近な水から有害物質を除去し、安心して飲める水を確保することが可能です。
水と暮らしの研究部を運営しているアクアス総研では、残留塩素をはじめ、PFASを含むさまざまな有害物質に対応した浄水システムを提供しており、お客様一人ひとりの水に関する不安を解消できるよう、独自技術を駆使した製品を取り揃えています。
「家庭の水を改善したい」方は、ぜひお気軽にご相談ください。
水は私たちの生活の基本です。安全で安心な水を確保するために、一歩先の対策を取ってみてはいかがでしょうか?
本メディア「水と暮らしの研究部-WATER CLUB-」を運営するアクアス総研では、 ・水のプロフェッショナルに任せられる浄水サービスを提供 ・創業1990年、セントラル浄水器のパイオニア ・人と地球にやさしいエコサイクルの実施 など、セントラル浄水器を用いたオール浄水システム・アクアス5でお力添えさせていただきます。水道水にお悩みの方のために、詳しい資料も無料でご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。 |