美しい色合い、愛らしい目が印象的な金魚。
金魚は、江戸時代に庶民の間に広がり、ずっと親しみのある魚として愛されてきました。
現在では、夏祭りの露店だけではなく至るところで金魚を見ることができます。
この金魚が、意外な場所でも活躍しているのです。
働きものの、金魚たち
いったいどこで活躍しているのかというと。
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それは、私たちもよく知る「浄水場」。
この浄水場で金魚は働いているのです。
どうして金魚が浄水場で!?って思いませんか?
気になると思うのですが、、、金魚の話をする前に、ちょっとだけ浄水場の説明をしますね!
浄水場では何をしているの?
浄水場では、川やダム・湖などから水を取り入れ、水道水をつくっています。
大きな砂や土などをしずめる沈砂池をはじめ、小さなよごれを取り除くろ過地など、いくつもの過程でお水をきれいにしています。
そして、私たちが安心して使えるように、重金属や農薬などが含まれていないか厳しい検査をしています。その厳しい検査をクリアした水道水だけが、水道配管を通って各家庭に供給されています。
浄水場で水を綺麗に、そして安全な水にしてくれて、私たちのもとに供給してくれているのですね!
それでは本題に入ります。
金魚と浄水場の関係性とは?
金魚と浄水場の関係
水質検査の過程で利用されているのが、「金魚」なのです。
金魚が水質検査のセンサーとして活躍しているというのです。
具体的には、、、
浄水場で金魚を飼育してその動きを監視し、金魚がいつもと違う様子であったり、もしも暴れたりした場合には、取水を止めて水質の検査を行い安全を確認します。
金魚は、水の変化を感じやすい性質を持っていることと、飼育のしやすさからこの方法に向いているようですね。
ちなみに、ここでは金魚といいましたが、全国の浄水場では、ヒメダカやコイ、フナ、ニジマス、ヌマエビやミジンコ、またイガイという貝も使われています。このように生物に監視してもらうことを「バイオアッセイ」と呼び、世界的にも採用されている方法なのだそうです。
なかなかのアナログ対策に、驚きです。
まとめ
私たちが蛇口から安心してお水を使えるのは、浄水場がいくつもの過程で水をきれいにしてくれているからなのですね。金魚にも感謝です。
ちなみに、この金魚センサーに使われる水道水には残留塩素は含まれておりません。
塩素が抜かれた水道水で飼育しています。
理由は、、、
殺菌消毒のための残留塩素が含まれていると、ほとんどのお魚は生きていることができません。水の変化を感じやすい魚は、塩素が苦手なようです。
私たちが暮らしの中で使う水も、最終的には残留塩素が除去された浄水を使うことができたら、、、こんなに嬉しいことはありませんね!
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