「帰ってきたら、まず手を洗おう!」
今では、世界中の人たちがこの大切な習慣を実践していますね。
新型コロナウイルスが世界中で広がったことで、たくさんの人が手洗いの大切さを理解したと思います。
手洗いが一般的になるまで
実は、手を洗うことがウイルスから身体を守るのに効果的だとわかったのは、つい最近のことなんです。
手を洗うという行為自体は、古代からいくつかの宗教にあったんです。例えば、イスラム教では礼拝前に、ユダヤ教では帰宅後や食事の前に手を洗います。でもこれは、ただ「身を清めるための儀式」で、「衛生的」な意味合いではなかったんです。
日本では、衛生の基本として手洗いが普及し始めたのは戦後からです。その前は学校でも手洗いがあまり行われず、赤痢などの感染症がたくさんあったと言われています。
世界でも手洗いが一般的になるのは近代以降、、、というのは、驚きですね!
「手洗いの父」ゼンメルワイス
19世紀半ばに、ハンガリー出身のゼンメルワイスという医師が手洗いの大切さを初めて唱えました。
でも当時は医学界で信じられなくて、手洗い消毒が医療現場に広まるのは19世紀後半になってからでした。それまでは医師たちでも手洗いをあまりしていなかったんです。
手洗いの大切さが一般に広く知られるようになったのは、それから100年以上も後のことなんですよ!
アメリカでは1980年代に「手洗いに関するガイドライン」が制定され、健康管理の一部として重要視されるようになりました。
手を洗う設備が足りない
でもまだ、世界中には手を洗うための設備がない場所もたくさんあります。世界の人口の40%、約30億人が家にせっけんと水で手を洗う場所がないと言われています。
特に一部の開発途上国では、人口の75パーセントにも及ぶ場所で手を洗う設備が足りないんです。
世界中のみんなが安全な水に触れられる時代になるには、まだ時間がかかるでしょうね。
国際的に協力し合い、技術も進化させながら、未来に向けて手洗いの普及を進めていくことが大切ですね。
手を洗おう!
手洗いの時間と回数は、手洗いの効果に影響を与える重要な要素です。
適切な手洗いを行うことで、ウイルスや細菌などの病原体を手から洗い流すことができ、感染症の予防に効果的です。
下の表を参考に、手を洗いましょう!
手洗いの方法 | 残存ウイルス数 (残存率)* |
手洗いなし | 約1,000,000個 |
流水で15秒手洗い | 約10,000個 (約1%) |
ハンドソープで10秒または30秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ | 数百個 (約0.01%) |
ハンドソープで60秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ | 数十個 (約0.001%) |
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎを2回繰り返す | 約数個 (約0.0001%) |
(参考文献/参考資料)
厚生労働省『ノロウイルスによる食中毒の現状と対策について』
(参考Webサイト)
厚生労働省/玉島共同病院/アクアス総研
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