一日に必要な水の量

私たちのからだの60%近くが水でできています。

たとえば新生児は体重の約75パーセント、4~5歳の幼児は約70パーセント、成人男性は約60パーセント、成人女性だと約50パーセント、老人では約50パーセントを水が占めているってご存知ですか?

なんとなく聞いたことがある人もいるかもしれませんが、具体的な数値にされると驚きますよね!

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あなたは知ってる?一日に必要な水の量

ではいったい、これだけの水分を維持するためには、私たちは一日でどれだけの水をとらなければいけないないのか。

諸説あるようですが、一般的には2000ミリリットル から2500ミリリットルもの水が必要とされています。

2.5リットルも水を飲めない!

って思いませんか?

1リットルボトルの水を2.5本も飲むなんて困難ですよね。苦しさを感じそうです。ところが、一日に必要な水分は、単純に飲む水の量ではないようです。
もちろん、お茶やコーヒー、ジュース類などの水分でもありません。

この一日に必要な水分は、ごはんやパン、サラダ、肉、魚、みそ汁、スープや果物に含まれているすべての水分も含まれているのです。

よかった~!!
2.5本の水を飲むのはしんどそうだったので。。。

しかも、からだの中でつくられる代謝水も含まれるそうです。だから、私たちが一日に必要な水の量は、水やコーヒーなどの飲料水と毎食の食事からとる水分、そして代謝水を加えたものになります。

※代謝水とは・・・ 栄養素が体内で燃焼されるときにできる水のこと

ふっと思いました。
毎日2500ミリリットルもの水分を取り続けていたら、巨人になってしまう・・・と。

巨人になる、なんてことありませんよね!

うすうすお気づきかもしれませんが、摂取した水分とほぼ同量の水分が毎日排出されています。

一日の水分摂取量と排出量

摂取された水分は、 ただ体の中に溜まっているわけではありません。血液だったり、細胞間を行き来したり、内臓や骨を作ったりしています。そして不要な水分は、さまざまな方法で体外に出て行っているのです。

ガラスにはぁ~っと息を吹きかけてみてください。
くもりませんか?

この現象は、肺から息とともに出てきた水分がガラスについて結露したことによるもの。私たちは息を吐くことによって一日におよそ400ミリリットルもの水分が排出されています。

そしてもう一つが皮膚。
皮膚からも水分は排出されています。これが一日におよそ600ミリリットル。600ミリリットルもの水分が皮膚の表面から蒸発しているのです。汗だってそうです。汗は環境により排出される量が異なりますが、汗も排出される水分の一つです。

これら皮膚や呼吸から失われる水分のことを不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と呼ぶそうです。

この不感蒸泄だけでも900~1000ミリリットルくらいあります。

そして忘れてはいけない、尿や便の排出。
健康な人の尿として体外に排出される水分はおよそ1200ミリリットル で、便からはおよそ100~150ミリリットルの水分が出ています。

よって、合計するとおよそ2300ミリリットルの水分が体内から出て行っているのです。

ね、一日に必要な水分量と、一日に出ていく水分量が、ほとんど同じになりました!このバランスがとても大切で、水分バランスを崩すと脱水症状などの症状が現れ、生命の危険にさらされることがあります。

やっぱり、水って大切ですね。
取る水も、出す水も。

ラクダの秘密

砂漠で生きるラクダの秘密

砂漠で生きるラクダ。何日も水を飲まなくても生きていけるラクダ。

カラッカラの砂漠でも生きていけるように、ラクダには水分をコントロールするための秘密が隠されていました。

それは、、、

  • ラクダのコブは脂肪質で、ここから栄養分や代謝水をつくる
  • 一度に80リットル、最高で136リットルの水を飲むことができる
  • 他の哺乳類よりも水を多くの血液中にためることができる
  • 水分の排出を防ぐため不感蒸泄を少なくするような機能がある
  • 呼吸をするとき水分をあまり失わないような構造がある

ラクダのシンボルともいえるコブは、「脂肪」でできているらしい。だから、ラクダは数日間飲まず食わずでも自分のコブの脂肪から水とエネルギーを作り出すことができるんですね。

その水こそが、先ほどお伝えした代謝水ということです!

まとめ

一日で、からだに入る水と出る水がほとんど同じって、正直驚きました。水分バランスが崩れるとからだに不調をもたらすのも理解できます。

からだから出る水は、汗だけじゃなりません。
呼気からも皮膚からも、汗をかかなくても水分を排出しています。だから、汗をかくような暑い日でなくても、しっかり水分補給して熱中症対策をしましょう。

水を取り入れるときも、出すときも、少しでもいいですから意識してみてくださいね。本記事が健康的な毎日をお過ごしいただく上でお役に立てれば幸いです。

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(参考文献/資料)
谷腰欣司/著書 『トコトンやさしい 水の本』
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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