最近は電気ポットよりも電気ケトルを使われている方が多い気がします。みなさんはどちらを使っていますか?
調べてみたら案の定、電気ポットの出荷台数は1996年ピーク時の700万台に対して、2015年には半数以下の300万台にになっていました。という私は、電気ポット派ですが。
社内では電気ケトルを使っていて、短時間で手間なくお湯を沸かせるので、これも便利!
どちらにしても、お水を入れて使うだけだから、汚れることはないだろうと、、、ある時まで思い込んでいました。
ポットの蓋をあけたら驚きの事実が!
ポットを使い始めて数週間。
毎日お水の入れ替えはしていましたが、そんなある日気づいてしまったんです。ポットの底や内側に白くザラザラした物がこびりつけている事実に!
指で触ってみると、ヌメヌメすることなく結構硬い。何かが固まっているようでスポンジでは落とせませんでした。
水しか入れていないのになぜ??
内側にはびこるザラザラの正体
このザラザラの正体は、水道水に含まれるカルシウム・マグネシウム・マグネシウムなどのミネラル成分が、表面で固まっているものだったんです。
もともと水道水に含まれているミネラル成分なので、体に害があるわけではないようですが、そのまま使い続けるのはちょっと気持ち悪いですよね。
目詰まりの原因にもなるようですし。
だから、電気ポットも電気ケトルも定期的なお掃除が大切です。
そんな白いザラザラ汚れには、クエン酸がサイテキ!
クエン酸は、食品添加物にも使用される成分なので安心して使えるので、ポットやケトルのお掃除におすすめです!
【お掃除方法】
粉のお掃除用クエン酸を使えばとっても簡単です。そのまま適量を汚れにふりかけて使います。
- 電気ポットに満水まで水を入れる(2~3リットル)
- 大さじ1~2のクエン酸を粉のまま入れる
- 約1時間電気を入れる
- お湯を流して内側をよくすすぐ
↓クエン酸のことをもっと知りたい方は↓
クエン酸と重曹は環境にやさしいって、なんとなく聞いたこともある方多いのではないでしょうか。今回は、そんな「クエン酸」にフォーカス!「クエン酸」と「お水」を使ったお掃除方法をお伝えします。クエン酸はスーパー[…]
このザラザラは浄水器で除去できません
他にも、私たちの生活の中でこのミネラル成分を目にします。
それは、
・お風呂場の鏡の白いウロコ状のあと
・洗車して乾いた後に残る白いウロコ状のあと
など。
そう、あの白いウロコです。結構やっかいですよね。これも水分が蒸発しミネラル成分などが残ることで白くなっているというのです。
このミネラル分がなければ白くならないんじゃない?って思われるかもしれませんね。そうなれば掃除がラクラクになる予感がします。
となると、浄水器でミネラル成分も除去できるのかな?と頭に思い描きそうです。
これで解決できるのでしょうか↓
残念ながら、水道水に含まれるミネラル成分は浄水器では除去することができません。蛇口型浄水器やアンダーシンク型浄水器、セントラル浄水器など、大小にかかわらず基本的にミネラル成分は除去しません。
ミネラル分は健康な体を維持するためにも必要な成分です。だから、水道水に含まれる残留塩素を除去しながらも、ミネラル成分はそのまま残せるというのは、浄水器のメリットなんですが、このザラザラが出来ないようにしたいという方には、、、浄水器ではお役に立てません。
そんな方には軟水器がおすすめです。
軟水器はミネラルなどの硬度成分を取り除き軟水に変える装置なので、白いザラザラも軽減します。
最後に
当サイトを運営しているアクアス総研は、セントラル浄水器メーカーなので、この白いザラザラやお風呂鏡のウロコあとの問い合わせを受けることがあります。
浄水器でこの白いザラザラやウロコあとが取れると誤解されている方がいらっしゃいますが、、、浄水器では解決しません。。。
浄水器は残留塩素を除去する製品。
軟水器はミネラルなどの硬度成分を除去する製品。
塩素による雑味や臭い、肌への刺激をなくしたいなら浄水器。
お掃除を楽に、洗浄力をアップさせたいなら軟水器。
こんな感じに、違いがあります。
ご自身にあった製品をお選びいただくと、快適にお過ごしいただけます。
それはそうと、水道水のままでも浄水器の水でもポットやケトルに白いザラザラはつきますので、定期的なお掃除をしましょう!
と、最後に自分にもいい聞かせてみました( ;∀;)
(参考文献/参考資料)
東京都生活文化スポーツ局消費生活部東京都消費生活総合センター『電気ポットの市場の動向と安全対策』
(参考Webサイト)
東京くらしWEB/スマートでんきコラム