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浄水器と水量の関係
消費者庁では浄水器の定義を、「飲用に供する水を得るためのものであって、水道水から残留塩素を除去する機能を有するものに限る」と定めています。>>> 消費者庁のホームページつまり、ろ材に通して水をろ過させることで、水道水から残留塩素を除去させる、ということ。ポイントは「ろ過」です。ポット型の浄水器で水をろ過しているところをイメージしてみてください。ポット型浄水器に水を注ぐと、ゆっくりと時間をかけて、そろりそろりとポットに浄水が落ちていきませんか?これは自然に水が落下する力を利用してろ過しているので、よりゆっくりと時間をかけて浄水を作っています。では、蛇口に取り付ける浄水器を想像してみてください。浄水器を付けていなければ水の勢いはいいですが、浄水器を通したとたんに水量がチョロチョロになりますよね?蛇口をひねって水圧がかかっている状態でも、ポット型浄水器ほどではありませんが、水量は低下してしまいます。これは、水がろ材を通ることで物理的に抵抗を受けてしまうので、浄水を作るためには仕方のない現象です。使われる「ろ材」によっても、水の勢いは変わる
水の勢いは、ろ材に使われている種類によっても異なります。抵抗を受けやすいろ材は【中空糸膜>不織布>シート活性炭>粒状活性炭】でしょうか。中空糸膜や不織布は、目が細かいため水の抵抗を受けやすく、水量を低下させる原因になります。水量低下が危惧されるものの、中空糸膜は、単位体積当たりのろ過膜面積を大きくとれることでろ過設備をコンパクトにできるため、多くの蛇口型浄水器で採用されています。では、セントラル浄水器はどうなのでしょう?セントラル浄水器と水量
結論からいうと、セントラル浄水器では水の勢いは低下しません。言い切ってしまいましたが、正確にはほぼ低下しません、です。オール浄水システム・アクアス5で使われているセントラル浄水器を例にして話をすると、圧力損失がわずか0.02MPa。0.02MPaというのは、人の目では確認できないほどの水量の低下です。だから、水道水のときと同じように、浄水を使うことができます。このように圧力損失が少ないセントラル浄水器なら水の出の心配も、目詰まりの心配もありません。ご飯を炊くときも、鍋に水を入れるときも、お風呂に湯をはるときも、シャワーで洗髪するときも、水の勢いは浄水器を付けていなかったときと変わらず、快適に使用することができます。実際にセントラル浄水器を設置しているお家の動画です↓ご覧ください(音がでます)。※下の画面が黒くても「▶再生ボタン」を押せば再生がはじまります。 動画でも確認できるように、水の勢いがいいので、調理中も食器を洗うときも困らないようです。セントラル浄水器で水の勢いが低下しない理由
セントラル浄水器では、中空糸膜というろ材が使われることはありません。通水時に抵抗を受けやすい中空糸膜が使われていない、という点も、セントラル浄水器で水の勢いが低下しない理由の一つです。また、先ほど例に出したアクアス5は、大量の粒状活性炭を浄水器本体に、成形せず直接充填することで、水の抵抗を極限まで抑えることに成功しています。不織布なども使わず、シート活性炭でもないので、水の抵抗は受けにくに構造です。水の勢いを気にされる場合は、水の抵抗をもっとも受けづらい粒状活性炭が使われているセントラル浄水器を選ぶといいでしょう。
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