シュワシュワっとした清涼感がたまらない「炭酸水」。飲料用にとどまらず、美容や健康に効果的ともいわれ注目されています!
さらに、SDGsの対策が叫ばれる中、ペットボトルを使わない炭酸水メーカー(自宅で簡単に炭酸水が作れる装置)も人気なのだとか…。わが家でも、そのまま炭酸水をゴクゴク飲んだり、ハイボールにしたり、とにかくたくさん飲んでいます。
シュワシュワの正体
この炭酸水ですが、実は「二酸化酸素(炭酸ガス)が溶け込んだ水」ということはご存じですか。
炭酸水、コーラなどの炭酸飲料やビールなどをグラスに注ぐと、シュワシュワ出てくるあの泡の正体は二酸化炭素ということです。
いわれてみれば、小学校のときに実験したような・・・。
とにかく、炭酸水のシュワシュワは二酸化炭素であることは間違いありません。
ということは・・・
炭酸水を飲むと地球温暖化につながる!?そんな疑問が頭をよぎります。
炭酸水を飲むと地球温暖化はますます進むのか
二酸化炭素と聞くと地球温暖化問題から「温室効果ガス」という悪者に見えますよね。
炭酸飲料を飲むことで、ちょっとずつでも二酸化炭素を発生させることになるので、地球温暖化を手伝っているようにも思えます。
そこで炭酸水に使われる二酸化炭素について調べてみました。
炭酸水に使われる二酸化炭素
炭酸水の中に溶けている二酸化炭素はもともとどこから来ているのでしょうか。
大気中に含まれる二酸化炭素を集めているのであれば、泡がはじけても元に戻るだけなので大気中の二酸化炭素の量は全く変わらないことになりますよね。これなら問題ありません!
しかし、大気中の二酸化炭素はめちゃめちゃ微量の約 0.04%!大気中に0.04%しかない二酸化炭素を集めて炭酸飲料を作るのは非現実的な試みです。
では、炭酸水の二酸化炭素は何なのか?
自然界のものを集めたわけではないということは・・・?
炭酸水に使われる二酸化炭素は、製鉄所や化学工場などで製造過程において発生する副産物(余分なガス)をゴミにせず回収し、精製したものなんです。つまりもともと大気中に放出されるはずの二酸化炭素を瓶や缶の中に閉じ込めたものが炭酸飲料ということ、なのです。
炭酸飲料に利用されなくても、その分の二酸化炭素は直接大気中に放出されるはずだったもの。だから、大気中に放出されるはずだった二酸化炭素を炭酸飲料に閉じ込めただけなので、炭酸飲料を飲むことで地球温暖化に余分な影響を与えているわけではありません。
本来、大気に放出される余分なガスを回収し、有効利用しているのですね!
炭酸ガスの使用用途
炭酸ガスは、炭酸飲料の他にも様々な分野で広く使われています。
たとえば、
- ドライアイス
- 加圧剤
- 消火剤
- 冷却用
- 鋳造用
- アルカリ排水の中和処理用
- 炭酸飲料
- お菓子類
- 人工炭酸泉
- 促進栽培施肥(温室栽培やアクアリウムのCO2として)
などが挙げられます。
また、飲食店や飲み屋さんで一度は目にしたことがあると思いますが、飲料サーバー付近に配置された緑の大きなボンベ(通称ミドボン)も炭酸ガスが充填されていて、炭酸用に使用されています。
先ほど説明したあの家庭用炭酸水メーカーのボンベ(カートリッジ)も、同様です。
※炭酸ガス・・・二酸化炭素
まとめ
「二酸化炭素」と聞くと反射的に悪者とレッテルを貼ってしまいそうですが、炭酸ガスは副次的に出る二酸化炭素の有効活用なので地球温暖化に余分な影響を与えていないのは、よくわかりました。
これなら安心して炭酸水を飲めますね!
さらに、ペットボトルの炭酸水ではなく炭酸水メーカーで作れば、もっとエコロジー🍂炭酸水メーカーを使うときに、ミネラルウォーターを使わなくても、浄水なら雑味のないおいしい炭酸水を作ることもできるので、おすすめです。
セントラル浄水器を活用すれば、おうち全体の水道水がクリアな浄水に変わります。だから、キッチンで使う水も浄水に!
炭酸水を美容や健康に役立てるなどして、毎日の暮らしに潤いを。。。
(参考資料)
福岡管区気象台『はれるんマガジン』
(参考 Webサイト )
東京都環境局/一般社団法人日本産業・医療ガス協会/EMIRA