私たちの家庭に供給される水道水には、一般的に「残留塩素」が含まれています。
この塩素は、水道水を衛生的に保つための重要な要素ですが、日常生活でどのような影響があるのか、しっかりと理解しておきたいポイントです。
残留塩素とは?
残留塩素とは、病原菌などによる汚染を防ぐために塩素消毒した結果、水道水中に残留している有効塩素を指します。塩素は、水道水の供給過程で細菌やウイルスを殺菌する目的で使用され、飲料水としての安全性を保つために必要なものです。
しかし、残留塩素には独特の臭いや味があり、飲料や調理に使用する際には気になる場合があります。また、塩素が水中の有機物と反応して生成されるトリハロメタンなどの副産物も懸念されることがあります。
残留塩素が体に与える影響
1. 味覚やにおいへの影響
残留塩素は水に独特の臭いや味を与えます。
このため、飲み水や料理に使用する際に素材本来の風味が損なわれることがあります。
特にスープやお茶など、味や香りを楽しむ飲食物や生野菜サラダでは、その影響が顕著です。
2. 健康への影響
適切な量であれば残留塩素自体は健康への影響が少ないとされています。しかし、長期間使い続けると肌や髪に刺激を感じる場合があります。
さらに、水道水中の塩素が原因で生成されるトリハロメタンは、発がん性が疑われており、長期的な健康への影響が懸念されています。
また、トリハロメタンは加熱によって揮発しやすい性質があります。これにより、浴室内の空気が高濃度で汚染される可能性が指摘されています。
3. 食材への影響
残留塩素は、ビタミン類(B1.B2.C)を分解してしまう性質があります。
そのため、野菜や果物を洗ったり、調理中に使用したりすると、食材の栄養価(ビタミン類)が10~30%も損失してしまうことが明らかになっています。
残留塩素を除去する方法
1. 浄水器を使用する
家庭用浄水器は、残留塩素を効果的に除去する最も一般的な方法です。
特に、活性炭フィルターを搭載した浄水器は、残留塩素の臭いや味を取り除くのに優れています。
2. 煮沸する
水道水を沸騰させることで残留塩素は揮散するので、塩素臭を気にせず使えるようになります。
ただし、トリハロメタンなどの副産物は逆に増加する場合があるため、煮沸時間には注意が必要です。
3. ビタミンCを活用する
ビタミンCは残留塩素を中和する効果があります。例えば、飲み水にレモンを入れたり、浴槽に少量のビタミンCを加えることで、塩素臭を軽減できます。
残留塩素を意識した暮らしのメリット
残留塩素を除去することで、以下のようなメリットが得られます。
- 飲み水や料理の味や風味が向上する
- 野菜や果物の栄養を損なうリスクが減る
- 肌や髪への刺激が少なくなり、美容と健康に良い影響を与える
アクアス5のような全館浄水システムを使用すれば、家庭中の水をまとめて浄水でき、キッチンやお風呂、洗濯まで幅広く活用できます。
まとめ
残留塩素は、水道水を安全に保つために欠かせない成分ですが、においや味、健康への影響を考えると、しっかり対策をすることが大切です。
浄水器を使ったり、日常のちょっとした工夫を取り入れたりして、快適で健康的な水生活を始めてみませんか?
本メディア「水と暮らしの研究部-WATER CLUB-」を運営するアクアス総研では、 ・水のプロフェッショナルに任せられる浄水サービスを提供 ・創業1990年、セントラル浄水器のパイオニア ・人と地球にやさしいエコサイクルの実施 など、セントラル浄水器を用いたオール浄水システム・アクアス5でお力添えさせていただきます。水道水にお悩みの方のために、詳しい資料も無料でご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。 |